なんかすげーな
(2008-04-17)
松坂慶子がなんっともいえず、いい。
最近の映画(21世紀以降)とは段違いのパワーを感じる事でしょう!
映画って素晴らしいモノなんだと思った。
生音だったら☆五つなのに…。
(2006-10-05)
風間杜夫、平田満。
初期のつかこうへいともに一時代を担った人達である。
僕は初めて見ました。つかさんの台詞でリアリティのある人を。
風間杜夫の華。平田満のマゾ。
これが原点だったのかと…。
「キャデラックだぞ。キャデラックに免許なんて要るか!」
この台詞が似合ってました。
あーこんな人いるなって。
松坂慶子をなめてました。
前半はホントに。
風間と平田だけで良いよって思ってました。
でも、後半は持っていかれます。
凄いですね。
古き良き時代なんて言葉は好きじゃないんですが、
そんな映画です。
映画が「映画」では無く、「銀幕」だった頃の華やかさがほとばしってました。
が!
音声がひどすぎた…。
昔の技術的な問題なのか、DVD化するときにしょうがなかったのか知らないが、みんなアフレコみたいになってた。
特に、ヤスと銀ちゃんが工場で階段落ちの話をするシーン。
風間杜夫が最高なのに、
もうたまらん位の輝きを見せるのに、
声がナマっぽくない。
映画としては☆五つをあげたい。
深作最高。
だが、あまりに、あまりにもったいなくて、悔し涙の☆二つ。
幸せになれたらいいのにと
(2006-09-21)
「あがってこい、ヤス」に泣いた。この先、何度見ても泣いてしまうだろう。
銀ちゃんに近づきたくて、喜んで欲しくて、なんでもしてしまうヤスがいとおしい。
そんなヤスをとことんまでいじめ、利用する銀ちゃんもいとおしい。
なぜなのだろう。ふたりともを大好きになってしまう。
小夏もいれて三人で幸せになれたらいいのにと祈ってしまう。
そんなこととても無理なのに。
かなしくておかしくてなつかしくて切ない気持ちいっぱいになる映画です。
何度見ても好き
(2005-10-28)
銀ちゃんを「可哀想」と思うのか、ヤスを「可哀想」と思うのか、小夏を「可哀想」と思うのかで、この映画の楽しみ方は様々と思う。可哀想、は語弊があるかもしれないが、自虐と加虐の力関係の織り成す悲喜劇の中で一番哀れなのはおそらく銀ちゃんだ。女は泣こうがわめこうが尽くして捨てられようが、子を孕めば無条件に強いし、卑屈な男はうたれ強い。上目使いでどうせオレなんか・・というのは、逃げ道をつくれる人間だ。血だらけで這い上がってきた階段から、振り絞るような声で「・・・銀ちゃん、カッコいい・・・」と言われてしまった落ち目のスターは、自分の立ち居地を一体どこにさだめればいいのだ・・・なんてシリアスになってると、はっと夢からゆりおこされたような、そう、舞台の幕が下りて(もともと芝居)、役者達が挨拶にでてくるあの時のようなエンディング。人を食った演出がまた!風間杜夫の、嘘くさささえ漂わせる大仰な演技は、計算なのかそうでないのか。松坂慶子は決して演技派ではないんだけど、銀幕には映えるんだよねー。小夏役には彼女しかいない!平田満はこの映画初めて見たときファンになりました。階段落ちは圧巻だし、できればスクリーンの方が感じ出るけど・・・で、DVDとしては実は星4つ・・かも?
古きよき日本映画
(2005-02-07)
わがままな映画スターである銀四郎と、彼の子分である大部屋俳優の安、そして銀四郎の子供を身ごもった挙句に安に押し付けられ結婚させられた小夏の物語。つかこうへい劇団の舞台を映画化したものであり、観た人も多いと思います。
ある意味女性や大部屋俳優への差別的な表現と取れなくもない設定ですが、私はこの作品が大好きです。風間杜夫や平田満の熱演もいいのですが、なにより松阪慶子がすばらしい。もう惚れ惚れしてしまいます。
もちろん、ストーリー自体はフィクションですが、昔のスターさんにはこんなこともあったのだろうなと勘ぐってしまいます。そして、それぞれがもつ映画への思いも、その時代には熱いものがあったのだろうな、と想像してしまいます。いつの頃からでしょうか、日本映画からこの熱い気持ちが感じられなくなってしまったのは、非常に悲しい事です。
ともあれ、太秦撮影所を舞台にして、映画にかかわる人々の人生における悲喜交々を描ききった本作は、映画史上に名を残す傑作と呼ぶにふさわしいと思います。