面白いのだけれど……
(2003-12-31)
早期退職して故郷の山口で釣り三昧の青島幸男さんをうらやましがる西田敏行さんと三国連太郎さん。設定はいいと思うのだけれど、青島さんの悠々自適の楽しみぶりが十分に伝わらないまま闘病生活に入ってしまったため、全体的に悲壮感が漂う釣りバカ日誌になってしまった。
釣りバカ日誌で人の死や葬式を扱うなら、できるだけ暗い雰囲気にならないように、最初から工夫が必要だろう。フグ毒に冒される三国連太郎さんの「あわわ……」的な演技は見事なのだが、一歩間違えれば死に至る毒なだけになかなか笑えない。
吉岡秀隆さん演じる医師と青島さんの姪を演じる宮沢りえさんが恋に落ちる経緯なども、ハマちゃんとスーさんの絡みとは関わりがなく、まるで本編と番外編をごった煮にしたような違和感、観終わった後に寂寥感を残した。