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クローン [DVD] お気に入りに追加
フィリップ・K・ディック
出版社・発売元:

松竹ホームビデオ

媒体: DVD
ランキング: 41437
発売日: 2002-02-21
カスタマーレビュー

人間なのか、クローンなのか…果たして…  (2006-12-13)
そう遠くない未来、兵器開発局の局長の主人公ゲイリー・シニーズは、軍病院院長である妻と愛に満ちた平穏な生活を送っていた。
主人公はある日突然、実は異星人によって作り出されたクローンであり人間爆弾であるとして、追われる身となる。
一度は捕まりながらも、クローンとして処理される寸前に脱出。ただの逃走劇ではない。クローンであるはずがないと、逃亡しながら自ら人間である証明をしようとするのである。
…と、ここまでは、ストーリー的にありそうだが、この作品には、予想を越えた衝撃的なラストが待っていた。自身の目で確かめてみて欲しい。
ERのプラットが脇役で出ている。ここでも、最初は反発しながらも、いざというときは助けてくれるいいやつという役柄である。

サスペンス好き向け  (2004-11-09)
SFXはいかにもB級という雰囲気です。冷静に見れば予想通りのラストが待っています。でもストーリーが緻密という程ではないので、考えずに見てハラハラドキドキするとよいでしょう。後味は...

人間爆弾の恐怖  (2004-08-26)
 主人公スペンサー=オーラムは、突然「お前は人間そっくりに作られた爆弾だ!」と告げられます。彼はそれを否定するために奮闘することになります。

 “アクションのためのアクション”が無い純粋なSF映画として完結していました。登場人物の行動や、起こる出来事、全てに意味があり伏線もしっかりと張られています。世界設定の“押し売り”は無く、映画を楽しむのに必要最低限な分だけが与えられています。完成度の高い、よく出来た映画でした。時間はもうちょっと短くても良かった気もします。または、主人公の内面を掘り下げるためにオーラムに関するエピソードをもうちょっと入れるとか。その辺が勿体無い。

 オーラム役の俳優の好演も光りました。意志が強く、諦めない男を上手く演じていました。この物語の中心となるのは“オーラムの男気”これに尽きます。押忍。いかにオーラムが自分の存在を賭けて戦うのか? 熱い自己証明の物語です。

話題程度  (2003-06-27)
 
他の方は評価が高いのですが、私はかなり???でした。ラストの全てがあきらかになるシーンへどうもっていくかが最も重要だったと思ったのですが、いまいち追う側と追われる側の緊迫感が足りなかったです。頭脳明晰な主人公が頭を使って逃亡するシーンは殆どなく、中途半端なアクションシーンに終始してしまったのが残念です。

またその逃走、証拠入手が見せ場と考えたのか、無駄に長いところも難点でした。もっと主人公の疑問、焦燥感や周りにいる人間(奥さん等)の葛藤を描いて最後を盛り上げて欲しかったです。そうすればラストの方で見ている側は感情移入しやすかったのではないでしょうか。

肝心要の爆発物の設定が最後で大きく異なったのはなぜなんでしょう?、要人(議長)の傍で起動するもののはずではなかったのでしょうか。ですから、あのラストはいまいち腑に落ちません。良かったのはせめてゲイリー・シニーズの演技が見れたところと、人と会話するのに良くも悪くも話題になることが多いぐらいですので、私はまだ見てない方に積極的にお薦めはいたしません。

 

「マイノリティ・リポート」がいまいち納得いかなかった人にいいかも  (2003-01-24)
 同じフィリップ K. ディック原作で公開日も近かったことから、米国では対比させることが多い「マイノリティ・リポート」。両者は色々な意味で好対照。「マイノリティ」は最新技術のCG、派手なアクション、スピルバーグとT. クルーズの組み合わせと話題性・ヴィジュアル的には華々しいけれど、その反面時代背景・人物描写や伏線が弱く、ラストは早い段階で予想がつくので拍子抜けという声もちらほら。「クローン」はその反対で、CGや未来の描き方では目新しさは無く、監督や俳優陣も地味だけれども、心理描写が丁寧で伏線もうまい具合にちらっちらっと挿まれていて、ラストはあっと驚くようなものであると共に色々なことを見る側に訴える内容となっている。

 ほんの数分前までは、長期に渡る戦時下(地球が劣勢)に地球防衛に尽力するトップレベルの科学者として世間から尊敬の眼差しを集め、信頼を得ていたスペンサーが、人間爆弾であるという容疑をかけられた途端、同僚には手の平を返したように見捨てられ、地球保安局のハサウェーにはheではなくit(「スペンサー」という人物ではなく「人間爆弾」というモノ扱い)と呼ばれる存在になってしまう。その現実に直面したスペンサーの深い絶望と孤独。そして夫のことばかりでなく、自分自身の判断力にも疑念を抱かざるをえず、葛藤に苦しむマヤ。総ての描写や流れは自然で、俳優陣の演技にも説得力がある。加えて、偶然スペンサーと出会い、数時間を共にすることとなるケールの存在も面白い。彼はスペンサーに関する事前知識が無く、過去の偉業についても肩書きから想像する程度。ケールが持つスペンサーの人物感は、一緒に過ごした数時間のみで培われたもので、その点観客側と立場が似ている。そのため、ケールのスペンサーへのセリフは、見ている側の気持ちを代弁するものが多い。このような人間模様や人物設定があるからこそ、ラストが一層インパクトを増す。

 米国での批評を読むと、登場する小物や都市のデザインがどこかで見たようなものばかりな上アクションもほとんど無いということでけなされていることが多いけど、この作品には、そういうストーリーから目を逸らさせるような華美な演出は無用だと思う。

 ところで、DVDのパッケージには特に記載は無いのだけれど見覚えのないシーンがいくつかあった。例えばオープニング。記憶ではスペンサーとマヤが愛し合う場面だったけど、DVDではまずスペンサーの身の上話があって、その後2人のシーンだった。劇場で見てからDVDで再度見るまで2年のブランクがあったので、単なる記憶間違いかもしれないけれど、ご参考までに。

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