彼岸の方々の怪演を味わい尽くそう
(2005-12-03)
今日、何回目かわからないが見なおしましたが、面白いです!
あらすじは他の方が紹介されている通り、破天荒そのもの、しかし、そこが、そこが、もぅたまらん。
底抜けの馬鹿力に助けられて自身まで爆笑しながら元気になります。
嫌味にならない程度に岡本監督がこめる思いも、それがあるからこそこの映画に筋が通ります。
今はもうお目にかかれなくなったアラカンさん(素晴らしい怪演!)、金子信夫さん、岸田森さん、ほかの方々の「あやしさ」「いかがわしさ」「艶」には感服します。何度見ても見る度、彼らの細かい仕掛けに感動したり、笑ったり。それもぜひ感じてください!
途方もなく破天荒な痛快作!必見!!
(2005-11-06)
その独特のリズムとテンポ、軽妙洒脱で、それでいて、気骨があるタッチ、岡本喜八の映画は、どれも魅力的で面白い!でも、「日本のいちばん長い日」、「肉弾」、「江分利満氏の優雅な生活」といった日本映画史に残る秀作よりも、「独立愚連隊」シリーズや、「殺人狂時代」、「ジャズ大名」が好きな者には、今作は、本当に堪えられない傑作だ!!戦後まもない九州小倉を舞台に、日々激しくなるやくざの組同士の抗争を、占領下のGHQと地元の警察が、民主的に解決しようと野球大会を実施する、というアウト・ラインからして荒唐無稽そのものだが、「ニンキョー」としか言えない嵐寛寿郎、水島新司のコミックから抜き出してきた様な田中邦衛、ピンクのハイカラスーツの小賢しい岸田森、山守親分以降キャラ固定の金子信雄以下、菅原文太、北大路欣也、宮下順子、藤岡琢也、フランキー堺、石橋正次、中谷一郎、草野大悟、伊佐山ひろ子、小島秀哉と言った多彩としか言いようがない個性的な俳優陣が繰りひろげる笑いと大立ち回りとハチャメチャさは痛快の一言。ラストは、敵、味方、警察、GHQに、トップレス&花笠衣装のパンパン娘らが入り乱れての大乱戦(笑)。正に、なんという逸脱!なんという破天荒!万国の娯楽映画ファンは必見!!
ちょっと長すぎだなあ
(2005-10-01)
抗争を野球で代替するというヤクザ映画のパロディーなのだが、皆が生き生きとしていて見ていて元気になってくる。
ただ、北大路欣也さんの役がイマイチぱっとしなかった。もう少し菅原文太さんの役と同等のかっこよさがあれば映画に奥行きが出たのに・・・。
あと、ちょっと長すぎ。2時間くらいにまとめたほうが切れが良くなるのでは?
最高!
(2005-08-08)
上映当時ヤクザの映画なんて……と思って観ずにいたが、友人(かなり変人)2名が何故か学校の廊下で「ダイマイトどんどん!」と四股を踏んでいたのを見て、下品な奴らとバカにしていました……
しかしこの年になって初めて観ますとつい「ダイマイトどんどん!」と叫んで四股を踏んでみたくなってしまいます。
面白すぎ、こんな面白い映画があったのかと本当に驚いた!
貴方もこの映画を観て是非渋谷の駅前あたりで「ダイマイトどんどん!」と叫んで四股を踏んでみてください。
見て絶対に損はなし!
(2005-03-10)
私見ですが、これ以上にイキのいい笑える日本映画って、はたして80年代以降あったでしょうか? 問答無用に楽しめる作品です。当時“仁義なき戦い”シリーズは終了していましたが、まだ東映ヤクザ映画は健在でした。そのジャンルの主要な役者たちを、まるごとパロディとして使ってしまうところに岡本監督の真骨頂があると思います。まさにもう二度と作ることの出来ない映画と言えます。
今見て本当に感慨深くなってしまうのですが、この作品で喜々として怪演している役者さんたちーアラカンさん、金子信雄さん、岸田森さん、草野大悟さん、フランキー堺さん、既にこの世に居られません。名脚本家井出雅人さん、音楽の佐藤勝さんも(このお二方は後期の黒澤明監督作品において多大な貢献をしました)。 そして先月逝去された岡本喜八監督ー。心からご冥福をお祈りします。