なかなか楽しいです。
(2005-04-05)
個人的には★3.5個分ぐらいの出来です。
ありがちな閉鎖空間の感染物ですが、序盤、ラストが強烈な印象を残す佳作だと思います。
後年の「ラビッド」に近いネタですが、感染する場面もなかなか強烈です。
リン・ローリィ、バーバラ・スティールと60~70年代ホラーで活躍した女優の出演も楽しいです。
なお、ドキュメンタリー映画「アメリカン・ナイトメア」でクローネンバーグ監督が本作を語っています。
ホラー映画好きで、名監督のルーツにご興味がある方にはお薦めです。
B-movie by A-directer
(2003-04-08)
言わずと知れたクローネンバーグの初めての長編で、Shivers、They came from within、The Parasite murdersと英語のタイトルが三つある(愛すべき)B級ホラーです。彼自身が言うように初めての長編なのでわからないまま作ったような混乱や、怖がらせるつもりなのに笑ってしまう場面もありますが、一作目から間違いなく後に顕われる独特な個性が垣間見られるのはさすが一本筋の通った変態だと感嘆します。おそろしく後年現れるエイズを予見したような内容ですが、時としてやたら楽しそうな感染者(ゾンビ風)が、暗い気持ちにさせない事この上なしです。アイバン・ライトマンによるテーマ曲も忘れがたい。「裸のランチ」公開時、渋谷西武で展覧会があり本作のクリーチャーも展示されており「クローネンバーグ、物持ちのいい男」という印象があります。
クローネンバーグが好きなら絶対見ておいた方がいいです。
the Sexual Parasite
(2002-04-15)
人体には先天的・構造的欠陥があると信じる実験医学者が自分の娘を使って寄生虫による内臓経由の構造改造を試みる。ところが思わぬ副作用が現れ、彼は自らの手で娘を殺害した上で自殺。この事件は単発だと思われたが、娘と性交した過去を持つ男たちの身にも異変が起きて…。本作はそれまで実験的短編を撮っていたD.Cronenberg監督が初めて長編に挑戦した映画だったのですが、実験医学者の娘がなぜかOntario州に実在する某名門女子校の制服を着たまま腹部を引き裂かれる変態的シーンと、当時としては上出来のSME(特殊メイクアップ効果)が評判となり英連邦諸国ではカルト的人気を得ました。