事実をもとにした重いテーマ。
(2008-02-28)
この手術シーンは迫力ものです。血も本物をつかったといいます。しかし見終わってなんともいえない気持ちになります。人の生死に近くにいると命の大切さは麻痺するのでしょうか?戦争と言う異常な状況下で、こんな外科に居たからこうなっただけ。という若き医師の言葉、本当にそうだろうか?とそれに疑問を投げかける若き医師。状況に飲まれず正常な心を持ち続けるのも、その人の天性によるものなのでしょう。とても重い映画でした。
芝居が・・・
(2008-02-03)
渡辺謙、奥田瑛二と個性的な俳優が沢山出ていながら、芝居が平淡である。二人の苦悩よりも、日常の中の忌まわしいき実験に至るまでを描いているのだが、二人の顔が本当の顔をしていないのである。熊井啓は人間模写の下手な監督である。
インパクト満点。
(2007-08-11)
遠藤周作の小説出版が1958年。
熊井啓監督によるこの作品の発表が1986年。
実は脚本は1969年にはできあがっていたが、
スポンサーが見つからなかったとのこと。
それだけ社会に与える影響が大きい作品ということだ。
監督との対談で、奥田瑛二も最も影響された作品と語っている。
使用された手術器具などが終戦当時の医療現場を
忠実に再現するように配慮されており、
映像も白黒なので、我々にとって非常にリアルに感じられる。
人間とは何かを考えさせられた。
この映画が国際的に高い評価を得たのは、当然と思う。
事実かどうかなんて。。。
(2006-12-25)
これが本当にあったことかどうかなんて問題ではなく、こんな状況になったら人はこんなこと考えてしまうんだろうなぁととても怖くなりました。
渡辺さんの目がギラギラして迫力がありました。
何が異常なのか
(2006-08-24)
戦争中の米軍捕虜への生体実験、決して肯定できる行為ではない。
しかし、ナチスによるユダヤ人に対する生体実験がその後の医学の進歩にどれほど貢献したかとおもうと、現代に生きている自分としては多少なりとも矛盾を感じる。劇中、生体実験に参加した奥田瑛二扮する勝呂を声高に責める岡田真澄扮する米軍人ハットリ調査官、自ら生体実験に積極的に参加する渡辺謙扮する戸田。この二人にどれほどの差があるのだろう。ハットリ調査官に戸田は、広島に原爆を落とした時、あなた達は良心の呵責を感じたかと問う。この作品は人間の残酷さ、自己の曖昧さを痛烈に描きだしていると思う。決して後味はよくないが、一見の価値はある。あと成田三樹夫ファンの自分としては柴田助教授も要チェック