緋村剣心の贖罪のその後
(2007-02-25)
集英社ジャンプコミックス刊・和月伸宏原作
「るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー」のその後を描いたOVA作品「星霜編」の上巻DVDです。
舞台は日清戦争の勝利に沸く明治29年。戦う人々のため大陸へ渡ったまま
帰らぬ剣心を待つ薫をメインに構え、二人の過去を情感たっぷりに描いた回想録に近い作風です。
成長した薫、弥彦、燕、高荷恵や反発する剣路と
それを見守る比古清十郎の描写も原作から明らかな時間経過を感じさせられます。
『星霜=年月』の名の通り、過去の名場面を新作作画で回想しながら
二人で過ごした原作のその後の苦難と物悲しさが特出されている晩年の展開は見応え充分。
原作の明朗な雰囲気をガラリと変えて、
リアルタッチのキャラクターデザインとやや重苦しく暗い展開で
人斬りの贖罪のテーマをさらに切り込んだ製作者の本気の姿勢に感服しました。
賛否両論を承知の上で、ビデオ作品ならではの媒体を生かした渾身の完成度に圧倒されます。
またリニアPCM音声の音質の抜けの良さも、重厚な音楽に拍車を掛けています。
ただ、画質面では輪郭にボケやモアレのようなノイズが目立っていたのが残念です。
これはOVAです
(2007-01-21)
剣心といっても剣心にあらず。
これはifの世界のようなもので、原作者の和月氏が望んでいる形ではありません。
いわば、お金や手間隙のかかった壮大な同人作品というところでしょう。
これはこれ、で見てみると、それはもう泣けます。
上巻は薫が過去を振り返るというお話。
剣心と薫の出会い、弥彦や左之助との出会いなどが描かれています。
鵜堂刃衛がものすごい存在感があります。彼と剣心の戦闘シーンは必見。
音楽も良いです。すばらしい。
薫が原作やTVシリーズの性格とは打って変わって
それはもういい女性になっています。
製作者サイドの思い入れが伝わってきます。贔屓しすぎな感も・・・(笑
買おうか、どうしようかと迷っている方。
剣心が好き!ストーリーが好き!和月さんの考えに賛同!という方には
お勧めできません。
これはこれ、それはそれと考えられる方にはお勧めです。
ただ!ただしです!上巻はそうでもないですが下巻は気をつけてください。
もう泣きます。絶対泣きます。そしてかなり欝になります。
見るんじゃなかったなんて思うかもれませんので、割り切れる方にはお勧めですが
それ以外の方にはお勧めできません。
こんな結末は望んでいない
(2006-08-09)
せっかく追憶編をやったのだから(追憶編も剣心に対する巴の感情が不鮮明で不完全燃焼気味だったが)、人誅編もしっかりやるべきだと思った。るろ剣の真のテーマはやっぱりそこにあると思うので。あんなにあっさり流されるとは思わなかった。それで剣心があんなになって薫もそんなになってあの終わり方って…ιただのとOVAしてなら良いかも知れないけど、私にとってはあれはるろ剣じゃない。原作を愛してる方はがっかりするかも。
暗い暗い暗い
(2005-03-04)
剣心の息子のその後や、比古師匠の再登場など見所もありますが、
戦争というリアルで暗い話し。剣心の変化ぶりなど、原作ファンには絶対見て欲しくない内容です。
アクションシーンなどは皆無。その内容は剣心の人生をアニメーションで追っていく形と再び戦いにかり出された今の剣心の物語。
しかしある理由で狂ったような状態になった剣心と薫の悲惨(ある意味では幸せ)な最後は何だかスタッフの自己満足にしか思えない。
自分は思う。見なかった方がよかったと。自分の妄想のうちで剣心達の最後を思った方がよかったと。
好きずきでしょうが・・・
(2002-05-10)
薫の追憶とあるように殆どが何処かしらで見たようなシーンが多かったです。
(☆三つの理由)
けれど、さすがに声優さん達もそれなりに年月が経っているぶんだけ
前よりは格段に上手に演じていらっしゃいます。
映像も実写と取り混ぜての描写が多かったのですがとても綺麗でした。
そしてEDの曲がイメージに合いすぎて・・・・ほろりと来そうでした。