ジュード・ロウはイギリス文化のアイデンティティー
(2004-02-21)
を具現化できる、アーティストなのだと思います。ハリウッド映画では出来ない鬱憤をここで晴らしている気がします。人間の本性を暴くことをテーマに、不思議で緻密なストーリーが繰り広げられ、是非アンチハリウッド、アンチアメリカ文化な人にお勧めしたい作品です。結末も素晴らしい。万人受けはしないでしょうが、お金なんかかけなくても面白いものは作れるというお手本です。これはエンターテイメントではなくアートの域に近いと思います。
のぞき趣味とサスペンスの実験映画
(2002-10-12)
映画作りの仲間なのでしょうか。死んだジュードの葬式に親友たちが集まります。そこで未亡人が見せたものは、生前にジュードが録りためたビデオの編集版。ビデオを見る皆の姿も同様に撮影しながらの鑑賞は、異様なムードになります。それもそのはず、ビデオの内容は、集まった友人達の醜態を赤裸々に見せつける隠し撮りばかりなのです…。
記録映画風でもあり謎解きサスペンスでもあり、『ブレアウィッチ』や『メメント』といった、新しい匂いのする実験的な作品だと思います。死んだ「ジュード」をはじめとして、登場人物がすべて俳優の実名であるところも面白いですね。
隠し撮りで浮気や友達の中傷などがばんばん暴露されるという悪趣味な作品でもありますので、苦手な人はそうとうイヤな気分になるかも…。ジュード・ロウ目当てだけで見るのにはご注意ください。
皆が本人を演じるフェイク・ドキュメンタリー
(2002-05-30)
シナリオを悪趣味だといって嫌うヒトも多いだろうが (確かに悪趣味なんだが) ,個人的にはこの映画を撮った連中が,まぎれもなく「モンティ・パイソンの子供達」なんだと思える。悪趣味を愉しむ,イギリス映画の良き伝統の薫り (笑) 。