凶悪猟奇殺人に四肢麻痺の元天才科学捜査官が挑む!
(2002-11-24)
職務の最中に不慮の事故で寝たきりになってしまった元天才科学捜査官リンカーン・ライムの元に、事件のプロファイリングの依頼が来た。ニューヨークの古い線路脇で発見された奇怪な男性の死体が発見された事件で、偶然最初に駆けつけることになった婦警のアメリアは、とっさに電車を止めて現場をインスタントカメラで撮影していた。アメリアの鑑識の才能に興味を示したライムは、彼女を助手として捜査に挑むことに。・・・
アメリアがライムの命を受けて現場に踏み込む場面では、アメリアと同じようにドキドキ、ゾクゾクさせられる。恐ろしい死体があるのではという不吉な予感をいやおうなく掻き立てていて、上手い。寝たきりになって死を考えるが、仲間の前では明るく振る舞うというデンゼル・ワシントンの演技も魅力だし、アメリアのトラウマを追う婦警という設定もよく出来ている。最初は恐々、おっかなびっくりだったアメリアが、次第に鑑識のコツを覚えてライムの手足の代わりとなって捜査を率先するはつらつとした姿が印象深い。
だが、あれほど引っ張っておいて、犯人の登場は唐突すぎたような気がする。動機も、あんなに手の込んだ殺人にしてはギャップがあるような気がする。おまけに『ボーン・コレクター』という題は、誤解を招くような気がするのは私だけだろうか。