青春ドラマの名作、テレビ放映版を希望!
(2008-07-21)
青春ドラマの名作
思春期の切なさにおいて、映画を含め私はこの作品以上のものを知らない。
私にとって学生運動とは、自分が生まれる前の時代、親の世代の青春時代にあたる。
学生運動は、社会に対して若者が何か夢中になれるというある意味うらやましい時代のように感じてしまう。
「北の国から」のチームである杉田監督と主演の吉岡の演技が素晴らしい。
放映時、脚本が倉本聰なのかと思ってみたのだがそうではなかった。
しかし、脚本も負けていない。
レンタルで借りたときに残念だったことが一つあった。
全編を通して、サイモン&ガーファンクルの切ないメロディが流れていたのに
ビデオ化に際して、おそらく版権の問題だろうがオリジナルの優しい音楽になってしまったのだ。
挿入曲で流れるアンジーやラストシーンのサウンドオブサイレンスが、ぜんぜん別な曲なのはショックだった。
ぼくたちの青春を描いた最高傑作
(2006-05-01)
大学受験を控えた進学校男子生徒4人の青春を描いた2時間テレビドラマ(1991年)。ノンポリ(吉岡秀隆)のモノローグで展開するこの作品は、異性への高鳴る鼓動と真摯で直向な恋、大人への反発と信頼、進むべき道の模索と挫折、そして甘く切ない友情が、陰影のある登場人物の描写を通して、一つの塊となって胸に迫ってくる。まさにこの塊こそが青春なのだ、と言わんばかりに。卓越した脚本と杉田監督の手腕と、若い俳優たちの真っ直ぐな演技に拍手を送りたい。特に、軽率で素直で真面目な、いかにも進学校に居そうな主人公ノンポリを演じた吉岡秀隆の演技が光る。それにしても、この人のモノローグの旨さはすでに完成の域に達しているな、と感服。