たった一つセリフが映画全体の出来を左右する
(2008-04-29)
プロの料理人が作るレベルの料理では、ほんのわずかの塩加減一つで
食材全体を最高にも最悪にもしてしまう。
プロが作る映画にも同様の事が言えると思う。
2時間前後の作品の中のほんの10秒足らずのセリフが
その映画全体の評価を左右する事がある。
この映画はそういう意味で塩加減が抜群の映画だと感じた。
全体的に見てシナリオや演技は、決して低くは無いものの、
取り立てる程では無いように思う。
正直、エンディング前のシーンを観るまでは
「まぁ、一回観ればいいかな」くらいに思っていた。
エンディング直前、ラスト1分のシーン。
校庭を自転車で二人乗りしながら主人公達がつぶやいたセリフ、
「オレたちもう、終わっちゃったのかな」
「バカやろう、まだ始まっちゃいねえよ」
を聞いた瞬間、「何年後になるか分からないが必ずまた観よう」
という気分になった。
そういう映画です。
殿の映画。
(2007-10-08)
ラストのセリフは殿が軍団の皆さんに言っているようにも聞こえる。
「殿、もう終わりなんですか?」
「馬鹿野郎!まだオイラは始まってもいねえんだ!」
事実、殿は後に世界の北野へと進化していく。
キッズ・リターンは単なる青春映画ではなく、北野武の我々への宣戦布告と捉えている。
それぞれの生き方
(2007-06-08)
まだ若いふたりだけど栄光と挫折を味わっている。
この先、何回もいい時期、悪い時期が続いて行くと思うが、嬉しかった事、悲しかった事を色々と振り返る事だろう。
それでも若い頃に味わった経験は忘れる事が無いと思う。
ふたりの若者の、人生にしたらほんの短い間の物語でしかないが濃い時間の流れが堪能できる。
観点
(2007-05-05)
北野作品はよくみる方ですがこの作品はヨーロッパで評価が高いだけあります。ヤギラ君の映画といいこの作品といい、ヨーッロパの人は影がある作品が好きみたいです。その影がある感じがとても共感できたし、DOLLSに通ずるとこあると思います。当時新人の安藤さんの「影」のある高校生、ボクサーの演技が最高でした。
☆1つです
(2007-02-18)
とても退屈でした。
おっさん目線で見たから?
北野映画はやっぱりとんがってる。
そしておそらくこの作品は北野の代表作なのだろう。
要は感性の違いとタイミングであって、現在の自分に合わなかったということでこの映画自体の価値が☆1つというわけではないのだろう。多分・・・