いかにもホロヴィッツ、というピアノ
(2008-05-18)
欠点を挙げるとすれば、ベートーヴェンの月光ソナタと悲愴ソナタが1楽章しか入っていないことと、良くも悪くもホロヴィッツの特徴である一見がさつなタッチが、曲によってはそのままに乱暴さしか感じられないこと。その弾き方が見事に嵌った場合は他のピアニストと比較を絶する世界を見せてくれる。「ただ繊細に弾けばいいというものではない」といっているようなシューマンなどもすばらしい。
目から(耳から?)鱗が落ちました!
(2004-02-19)
ホロヴィッツはその晩年・・・約20年ほど前に2度ほど来日していますが、私は彼の初来日時の演奏 (ショパンの英雄ポロネーズ、幻想ポロネーズ、エチュードOp.10-8、など)を、TV放送で聴くことができましたが、当時「ポリーニの演奏したショパンエチュード」をレコードが擦り切れるほど聴き込んでいた私は、「これが本当に世紀の大ピアニストなのか?」とひどく失望したのを覚えています。当時のTV解説者は彼の演奏を「ひび割れた骨董品・・・マニアの人にとってのみ価値がある」と評していました。それ以来ホロヴィッツの演奏を聴く気にはなれなっかったのですが、彼の全盛期の演奏をまとめたこのCDをじっくり聴いてみて、目から(耳から?)鱗が落ちました!なんとゆう「魅力的」で「スリリング」な演奏スタイルのピアニストだったんだ!(録音もGood!)これからもっと、もっとホロヴィッツのことが知りたくなりました。
ホロヴィッツ嫌いが聴くべし
(2004-02-12)
ホロヴィッツといえば、録音の悪い古い時代のものが「名演」と評価されていたりするため、誤解されている面も少なくない。それは超絶技巧の「神経質さ」や音割れのためやむをえない部分でもある。
しかしこの盤の「子供の情景」をじっくり聴きこんでいただきたい。目から鱗、巨匠の冴えが感じられるであろう。私個人としては、スクリャービンの名演が秀逸と思う。
もちろんベスト盤だからホロヴィッツにどっぷりはまった方には物足りないのは確かである。このCDでホロヴィッツに開眼された方は、他のライブ盤やコンセプトのあるアルバムに是非目を向けていただきたいものである。
『悲愴』『月光』は1楽章のみ
(2004-02-06)
ホロヴィッツがCBSに残した録音のベスト盤。原題は「In the Hands of the Master/VLADIMIR HOROWITZ/The Definitive Recording(巨匠の手による名演集/ホロヴィッツ/決定盤)」
シューマンの『クララ・ヴィークの主題による変奏曲』が入っているのはうれしいが、ベートーベンの『悲愴』は第2楽章のみ『月光』は第1楽章のみ、クレメンティのソナタはロンドのみ収録というのは大いに疑問。
ばんざーい!
(2004-01-12)
「クララ・ヴィークの主題による変奏曲」がここに入っている。これだけで十分大推薦に値します。曲はごちゃ混ぜだけど、まあいいんじゃないでしょうか。