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大舞台に負けない熱演・熱唱 (2003-11-09) アリーナ・ディ・ヴェローナにおける公演のライブです。このような広い野外劇場でのライブとなると、どうしても大味な演奏になりがちでしょうが、この上演は劇場の大きさや大観衆を忘れてしまうような繊細で感情のこもった見事な演技と演奏が楽しめます。特に主役のレオ・ヌッチの演技・表情・歌唱の素晴らしさは、さすが当代最高のバリトン歌手の一人といわれるだけのことはあります。背景の舞台装置や照明も、簡単ながら非常に効果的な演出で、この心理ドラマを盛り立ててくれています。また、第二幕終結部の二重唱と、第三幕での有名な『女心の歌』とは、観客の拍手に応えたアンコールまでそのまま収録されているのも、ライブの熱狂をそのまま伝えてくれています。特に第二幕終結部の二重唱のほうは、さすがにアンコールされただけのことはあって、速めのテンポにのった二人の見事な熱唱に、観ていてこちらも思わず熱狂してしまいます。最後になりましたが、無論指揮者とオーケストラも、舞台の大きさや大人数の編成を意識させない、理知的でありながらかつ充分に情熱的な演奏を楽しませてくれています。