たぎり、ほとばしる音楽の熱気に興奮しました!
(2008-06-07)
大阪出身の女性指揮者、西本智実(にしもと ともみ 1970.4.22- )が、ロシア・ボリショイ交響楽団「ミレニウム」を指揮したロシア&フランスの管弦楽曲集。2003年1月28日〜2月2日、モスクワ音楽院大ホールでの録音。
◆ボロディン:ダッタン人の踊り・・・・・・打楽器群のはじける連打、躍動感あふれるリズムに、わくわくしました。ユルロフ記念国立アカデミー合唱団の混声合唱付き。
◆ハチャトゥリアン:ガイーヌ〜5曲・・・・・・こちらも、パーカッションのド派手な活躍に、くらくらしました。大サーカスの曲芸でも見ているようなオケの名演。なかでも、「レスギンカ」でのドラムスの乱れ打ちには、ぶっとびました!
◆ムソルグスキー:禿山(はげやま)の一夜・・・・・・ワルプルギスの夜のドラマティックな大饗宴。ビールを飲みながら聴いていたせいもあって、目くるめく酔わされました(爆)
◆チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ・・・・・・雪が舞い落ちる冬の夜、室内の炉辺に憩う雰囲気が素敵な一曲。山野雄大の解説文に記されていた、この曲のメロディのもととなったエピソードも忘れがたい。
◆ラヴェル:ボレロ・・・・・・同じメロディが様々な楽器のソロによって繰り返されるうちに、徐々に盛り上がっていく音楽。そこには、クリスティの『そして誰もいなくなった』のような、上質のミステリ小説に通じる面白さがある気がします。本CDの演奏を聴きながら、私はぞくぞくしてきました。
◆ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ・・・・・・この管弦楽曲集のトリを飾るにふさわしい小品。ほてり、高ぶった気持ちを、静かに、そっと冷ましてくれました。
選曲といい、曲の流れといい、すばらしいです!!
(2004-11-28)
西本さんならではの音の流れ・選曲といってもいいでしょう!
やさしく、なだらかで、けっして媚びない、そんな曲調になっています。
クラッシックの苦手な方でも、このCDだったら、抵抗なく聞けるはずです。
この一枚で西本さんの多様な音楽が聴けます。
(2004-06-15)
この一枚で西本さんの多様な音楽が聴けます。
全曲素敵ですが、中でも「レズギンカ」と「アンダンテ・カンタービレ」が好きです。
「レズギンカ」は”ミレニウム”という楽団名にふさわしく、若々しく見事なアンサンブルが大迫力ですし、「アンダンテ・カンタービレ」は、あのものすごく透明感のある音色が何とも好きです。
少し前、西本さんの「ボレロ」を生で聴く機会がありました(日本のオーケストラでしたが)。一生忘れらない、本当にすばらしい演奏でした。オーケストラが”ミレニウム”生で聴いたら、どんなにすごいのだろう、と思ってしまいます。
やっぱり、ボレロはいいです。
(2004-02-27)
先日、西本智実さんのボレロを生で聴く機会がありました。最近雑誌等で西本さんの記事を見ていたので是非とも聴いてみたいと思っていました。初めて生でボレロを聴いた感動もあり、このCDを購入。近所の格安量販店でカラヤンの「ボレロ」をやめてこちらを選んだわけですが、私のようなクラシック初心者でも楽しく聴けました。「ボレロ」はもちろん、「レズギンカ」と仮面舞踏会の「ワルツ」がとっても気に入りました。ロシアという国の気風が彼女にあっているのでしょうか?これから西本さんがどんな指揮者として成長されるか楽しみです。「ニューイヤーコンサート」のCDも欲しくなってしまいました。
確信的知能犯
(2003-11-19)
前作からはじまったモノクロに色づけされたジャケットといいブルーノートレーベルのような写真のトリミングといい。見事としかいいようがない。誰もが聞き覚えのある曲をあらためて西本智実流の解釈でみせてくれる作品は無駄がなくてすばらしいのひとこと。わかってはいるが買わずにはいられない。