つまらない
(2007-11-29)
ショパンは窒息し、
生命の呼吸は失われ、
偽物の情緒が至る所に散りばめられている。
これはまさにコンクール主義に堕したクラシック界が抱える
退屈、行き詰まり、創造性の無さの象徴であるように思われる。
こんな人達(ポリーニも含む)が、
ピアノを弾く人達に目指すべき方向と思われてるからダメなんです。
もっとみなさん音楽をしましょうよ。
ポリーニと比較するのが間違いなのか…
(2005-01-31)
私はショパンの練習曲は大好きです。
情熱的な第一番に始まり、第三番の「別れの曲」、第四番、
ピアニストが主演の映画があれば必ず演奏される第12番「革命」、
その他全曲全てが素晴らしいピアノ曲集といえるでしょう。
いろいろな音源を聴いてみましたが、
個人的には、マウリツィオ・ポリーニの演奏が最高ではないだろうかと思っています。
素晴らしい曲は素晴らしく演奏してもらいたい…
それだけにこの一枚はどうも納得いきません。
評判は悪くないので、個人的に趣味が合わないだけかもしれません。
でも…
なんかアシュケナージの演奏は、
ダイナミクス・シンコペーション…
あの手この手で攻めてきますが、
小手先のテクニックだけで曲の解釈がいい加減に感じるのです。
練習曲という性質上、曲の解釈より指の動きを優先させているのなら
上を行くショパンの理解者なのかもしれませんが…
皆様はどのように感じられるでしょうか!?
Chopin Etudes (Vladimir Ashkenazy) (classic)
12 etudes Op.10
12 etudes Op.25
3 nouvelles etudes
piano : Vladimir Ashkenazy
バランスの良い定番
(2004-10-24)
ピアノ専攻の音大生に未だに人気高いアシュケナージの練習曲集。
多少線の細さを感じるが、音楽的感情も込められており、バランスの良い定番と思います。いい意味で無難にまとめられている所などは、彼のセンスの良さでしょう。
これといって指摘する所も無いので「お手本的教材」としても良いのではないのでしょうか?少なくともホロビッツやブーニンの様なクセのある演奏よりはアシュケナージの正統な演奏の方が聴き始めには良いと思います。
お薦めです。
理想的なショパンエチュード
(2004-07-13)
ショパンエチュードはこれまでに何人ものピアニストによって録音されてきたが、その中で僕がいちばん気に入っているのがこのアシュケナー時の録音である。この曲集において重要なのは「技巧と音楽性のバランス」だと思う。“技巧”を強く出しすぎるとただの指の訓練のための「エチュード」になってしまうし、“音楽性”を強調すると今度は「エチュード」ではなくなってしまう。そんな難曲集をアシュケナージは絶妙のバランスで見事に弾ききっている。
あえて1曲だけについて書くと、Op.25-1「エオリアン・ハープ」が素晴らしい。テンポは遅めだが、ひとつひとつの音が泉から湧き出る水のようにきらきらと輝いている。そしてクライマックスでの右手小指の♭ソ(34小節4拍目)の音!この♭ソの音が心にじ~んとくる。この部分で感動出来るのはアシュケナージの演奏だけである。ここを聴く度にやっぱショパンエチュードはアシュケナージだなあ、と思ってしまう。
詩情に溢れる浪漫的エチュード
(2003-10-25)
吉田秀和氏曰く「ポリーニと双璧」。30年たってもこの2盤に比較しうるものが出ないのもむべなるかな。アシュケナージのテクニックに支えられた太い詩情は特に後半、終曲に向けて盛り上がる。練習曲の第3番「別れの曲」は富田靖子が熱演した1985の大林宣彦監督映画「さびしんぼう」で重要なモチーフとして使用されていた。元々はショパンの生涯を描いた1934年のドイツ映画「別れの曲(Abschiedswalzer,英題=Farewell Waltz)」のテーマ曲で「別れの曲」の通称もこの映画から生まれました。ちなみにアシュケナージは59-60年に当時ソ連のメロディアにもエチュードを録音しており、こちらはより深刻な諸相に満ちた劇演となっており、あわせて推薦しておく。