端正な佇まい、かつ自在な音楽性
(2008-10-15)
見事なヴァイオリン。ピアノも素晴らしい。
五嶋みどりの音楽は豊かで厚みがあるのに、透明感を失わない。時には鋭利な刃物のように切り込み、また内側にひっそりと入り込んで行くような奥行きを音の間の静けさで表現する。端正な佇まいながら自在な音楽に完全に魅了された。
プーランクでの静と動の見事な対比。音楽の展開が緊張感と深みを持って豊かに表現されている。
ドビュッシーはコントラストの強さと表現の幅をギリギリの所まで持っていき、音楽に幅と緊張感が増した分、曲の自然な流れと膨らみを失っているようにも思える。
サン・サーンスでは、音楽の流れの中を軽さとスピード感そして溢れんばかりの色彩感を持って自由自在に泳ぎ回る。最後のクライマックスでの白熱した演奏は圧巻。そのテクニックに唖然とするばかりである。
すばらしい1枚
(2007-10-26)
五嶋みどりが日本を代表するほどの演奏家ということは、誰も否定しないでしょう。
プーランク、ドビュッシー、サン=サーンスと3曲のヴァイオリン・ソナタが納められています
がどれをとってもすばらしいの一言に尽きます。
伴奏のピアノとのアンサンブルも最高で、円熟味(といってもまだまだ年齢的には若いのです
が)をまして、もはや大御所への仲間入りを果たしていますね。
すばらしい1枚です。持っていて得をするCDです。
文句のつけようがない
(2002-06-17)
ピアノのロバートマクドナルドとの競演はいつもながらほれぼれとする出来栄え。
文句のつけようがないように思います。
日本の女流バイオリニストで、これ以上の演奏ができる人は他にいるでしょうか。