どちらの「ロミオとジュリエット」も、とても素敵です!
(2004-03-26)
テルミカーノフさんからのお言葉や、西本さん自身のコンダクターズ・ノート、また、西本さんご自身が、「作曲家が記したト書き、バレエ台本、マリインスキー劇場に伝わる口述台本、シャイクスピアの戯曲」から音楽に沿って訳された「ロミオとジュリエット」のストーリーの大意等、他の西本さんのCDにはない内容が入っているCDジャケットです。
どちらの「ロミオとジュリエット」も、とても素敵です!
能を愛する指揮者
(2003-07-18)
このCDを聴いた時が西本さんの音楽に触れた一番最初でした。
華やかな外見の印象から入った私は彼女が作り上げた音楽に大変驚いたものです。それはロメオとジュリエットをバレエで鑑賞する時の音楽とは、かなり異なる世界でした。おそらくこの演奏で踊ることは至難の技です。並の踊り手では、内面表現ができないことでしょう。踊りの伴奏として歩み寄ったものではない音楽そのものから彼女が感じ取ったもの、それをつらぬこうとしている演奏だと思います。能・盆栽をこよなく愛するかたと聞いて、ますます納得してしまう感性を感じました。おもしろいです。
まとまりのある、佳いアルバム。
(2003-06-26)
このアルバムを聴き終えて、「いいアルバム買ったな~。」と素直に思いました。
まず1曲目。チャイコフスキーの『幻想的序曲 ロミオとジュリエット』はもう圧巻です!20分以上という少し長めの曲ですが、曲の展開がとてもドラマチックで何度聴いても飽きません。
そして1曲目の余韻に浸っていると、プロコフィエフの『ロミオとジュリエット』が始まります。
この『ロミオとジュリエット』は物語順になっており、ブックレットでも指揮者の西本智実さんが1曲ごとに曲の展開に沿った大意を訳してくださっているので、すんなりと『ロミオとジュリエット』の世界に浸ることができます。
そして締めくくりは、ボロディンの『夜想曲』。本来の弦楽四重奏とはまた違った魅力で、このアルバムに繊細で美!しい華を添えています。
選曲・曲順共に、よくまとまった優れた構成のアルバムだと思います。最近佳いアルバムとの出会いがなかったので、久々に感動しました。興味のある方はぜひ聴いてみてください!!!
話題の指揮者・西本智実が出した最初のCD。
(2002-12-16)
チャイコフスキーとプロコフィエフの「二大ロメジュリ」を、壮大かつ繊細に描いている。
特にプロコフィエフは、一般に演奏される組曲版ではなく指揮者本人が全曲版から抜粋したプログラムとのこと。ストーリーを忠実に追うかたちになっていて、他ではなかなか味わえない聞き所が多々ある。
ときおり表現が乏しいようにも感じられるが、西本氏最大の武器である独特の濃厚な音色はこの頃から際立っており、今までと一味違ったロメオとジュリエットを楽しみたい方には納得の一枚といえるだろう。